トリートメント・ヘアエステ

サロントリートメントの持続時間と、長持ちさせるコツ

美容室のトリートメントは一度やればどれくらい持つんですか?
長持ちさせるためにはどうしたらいいでしょうか?

せっかくサロンで髪をキレイにするのですから、少しでも効果を長持ちさせたいですよね。
持続時間と長持ちさせるための工夫をご紹介します。

髪質とダメージによる持続時間の変化

美容室でのヘアエステ(トリートメント)は髪の内部に不足された栄養分を補給して、外部に被膜をつくるものが殆どです。

一般的の持続性は、トリートメントの品質によって違います。
が、単純に高級なトリートメントの方が効果を体感しやすく長持ちしやすいです。

さらに、髪の質やダメージ状態によっても大きく左右されます。

  • 髪の質(キューティクルの枚数や形状・クセ)
  • ダメージ(薬剤や熱処理による物理的な枝毛、切れ毛)

これらの状態の考慮も入れて、お客様が体感できる持続時間は1週間~2週間ほどではないでしょうか?

美容師とお客様の持続時間の認識の違い

「トリートメントは1ヵ月前後持ちますよ!」という美容師さんもいれば、「すぐ落ちてしまうのでやる意味がありません」という方もいます。

実はこれ、どっちも正解です。

お客様によって受け取り方が違うのは、美容師側による説明不足が生み出す認識の違いだとディアーズでは受け止めています。

上記でもあげたように、トリートメントは内部と外部に不足されたものを補給し髪の構造を本来の状態(痛む前)に疑似的につくりあげます。

体感できる手触りやハリコシ、髪のおさまりなどは、外部に付着されているトリートメントが影響を及ぼします。

この体感できる部分が、常に外部(水、シャンプー、紫外線、セット剤)にさらされている為、落ちてしまうのがとても早いんです。

お手入れによっては、3日~1週間で効果がなくなったように感じてしまうのではないでしょうか?

手触りだけが全てではない

トリートメントをやる意味ですが、手触りだけが全てではありません。
たしかに、髪の状態が整っていないとトリートメント効果を体感できる期間が短く、やっていても疑問を感じてしまうかもしれません。

ですが、内部に補給されるトリートメントは、次の施術(カラーやパーマ)の際に髪の負荷を和らげてくれる効果が期待できます。

つまり、
トリートメントを定期的にやっている髪とそうでない髪は、カラーやパーマを施術した際にダメージの差が出てきやすいという事です。

髪を傷めてからケアではなく傷まない様にケアをする

髪を痛めてからトリートメントに一生懸命になるのではなく、痛む前から定期的に行いケアをしていく事が大切です。

あとは美容師さんが髪の状態を正しく管理していけば、髪は必ず美しく仕上がるようになります。

6ヵ月~1年時間がかかるかもしれませんが、乾かすだけで本来の美しい艶がでてまとまる仕上がりに。

トリートメントを活用して、薬剤がもたらす髪の負担を軽減。
さらに薬剤ができる、色と髪質へのアプローチを最大限まで効果を引き出すとこれだけ仕上がりに違いが生まれます。

それでも効果を長持ちさせるためには

  • シャンプー&トリートメントをサロン指定の物に変える
  • トリートメントを毎回定期で行う(正しいやり方と薬剤の選択)
  • ブローの前と後に洗い流さないトリートメントで髪を守る
  • 薬剤メニュー(カラー・パーマ)で必要以上に負荷をかけない

上記の事をしっかりと注意すれば、トリートメントの持続効果が期待でき、時間と共にキレイな髪が伸びます。

定期的にカットをして、ケアが期待できない部分(主に毛先)を取り除けば、いつかは美しい髪に仕上がります。


こちらのお写真は、私たちディアーズに髪を1年間預けて下さったお客様の髪です。

セット剤などは一切に使用せず、ドライヤーと手櫛で髪を乾かしだけ。
それでも美しい仕上がりに。

髪は正しい知識を元にしたケアで必ずキレイになります。