自分でやらない方がいいでしょうか?
薬局、スーパー、コンビニなど、カラー剤は低価格でどこでも手に入れる事ができます。
その為、自分で染めれば美容院でカラーをするよりもコストがかからないので、「ホームカラーにしよう」と決断する人も少なくはありません。
しかし、私たち髪を美しくするプロはそれをお勧めしません。
理由はシンプルです。
「美しくないから」。
ホームカラーも美容院カラーも薬剤的な仕組みは一緒です。
しかし、圧倒的に違うのが以下の2つ。
- 目的に合わせた適切な薬剤が選べない
- 必要な個所に必要な薬剤を塗り分けできない
キレイな髪を作りには、訓練されたプロだからこそできる薬剤選定と塗布技術が必要です。
これから美容院カラーとホームカラーのメリットとデメリットや、仕上がりの違いなど解説します。
美容院カラーとホームカラーのメリットデメリット
家で自分で染めるホームカラーと、美容室でプロに染めてもらうのと、メリットデメリット記載します。
ホームカラーを検討している人は、もう一度検討してみてください。
ホームカラーのメリット
まずはホームカラーのメリットです。
家で染める事を選ぶ人の理由はこの2つが多いです。
- 美容室に行かなくても家で簡単にカラーチェンジを楽しめる
- 美容室カラーの1割~2割程度の低価格でできる
とても大きな魅力だと思います。
初めてヘアカラーをする学生や、子育てで出費も重なり美容室にいく時間がとれない女性がホームカラーを選択されやすい傾向にあります。
しかし、だからといって安易に自分で染めようとしないで、デメリットも理解したうえで選択しましょう。
ホームカラーのデメリット・髪のトラブル
ホームカラーのデメリットは仕上がりにでるトラブルです。
- ムラになった
- 放置しすぎて明るくなりすぎた
- 真っ黒になった
- 色落ちが早く髪色が汚くなった
- 色が似あわない
- 傷んでパサパサに
- 頭皮が染みた(荒れた)
等々・・・。
自分でカラーをすると基本的に思い通りにはなりません。
カラー剤の選択と薬剤の塗り分けが正しくできないため、このようなトラブルに繋がります。
最初はうまくできても、繰り返すことに髪がだんだん明るくなって気が付いたら金髪ヘアーのような毛先になってしまう事もあります。
やり直しがきかないくらいムラ仕上がりになってしまう事も。
ホームカラー後、してしまった事に後悔して美容室に直しに来られるお客様もいらっしゃいます。
ヘアカラーを含めた美容技術は、熟練した美容師だからこそ美しい髪を作ることがでるのです。
ホームカラーの薬剤を持参して、美容室で染めてくれるサービスもあるようですが、これもオススメはできません。
そもそも美容室薬剤と市販の薬剤とでは、仕組みが一緒でも薬剤の強さ(質)が違います。
美容室カラーのメリット
私たちプロの美容師からしたら当たり前のことですが、ホームカラーのトラブルを起こさないというのがメリットです。
- ムラにならずにキレイに仕上がる
- 希望する色や明るさに仕上がる
- 色落ちを考えご提案
- 似合う色の提案と提供
- 髪の傷みを抑えながらカラーができる
- 低刺激で頭皮トラブルを起こさない
等々・・・。
あえて記載しましたが当たり前なことですがメリットです。
他にも様々な色を楽しんだり、デザイン的なカラーリングも可能です。
ですが、一番は、”キレイな髪が作れる”事がメリットではないでしょうか?
美容室カラーのデメリット
次にデメリットですが、ホームカラーと比較した時に考えられるのはこの3つではないでしょうか?
- ホームカラーと比べると値段が高い
- その場所に行かないとカラーができない
- 人(美容師)と会わないといけない
まずは値段です。
コンビニなどで販売しているカラー剤は600円前後で販売しています。
そのまま自分で染めれば、単純に考えてたった600円でカラーリングすることが可能です。
美容室でしたら安くても5000円~の価格が設定されています。
それと、その場所に行き人に会わないといけないのも、人によってはデメリットになりえます。
「美容室に行く時間が作れない」
「美容室は緊張する」
このようなお言葉はよく耳にします。
これら価格、場所、人、などがホームカラーと比較した時のデメリットと言えるでしょう。
キレイな髪を作りたいなら自分で染めるのは絶対にNG
キレイな髪を作りたいなら自分で染めるのは絶対にNGです!
その時はよくても繰り返すことにより髪のダメージが徐々に出ますしムラはひどくなっていきます。
- 傷んでもいいから黒髪にもどしたい
- とりあえず明るくなればいい
と言う事でしたらホームカラーでもいいかもしれません。
しかし、ホームカラーで傷んだりムラになった髪は、美容室でも元に戻すのは難易度が高く通常の料金よりも高くなります。
傷むのは嫌、ムラは嫌、という事でしたら美容室に行ってプロに髪を預けましょう。