ゴワゴワ、ザラザラするようになり、ヘアエステ前よりも傷んだ気がします。
サロンでのトリートメントは髪を傷めないと思いがちですが、間違った施術の仕方でもとよりも扱いにくい髪質になってしまう事もあります。
髪のコンディションが低下する可能性がある事例についていくつかご紹介します。
髪のコーティングを剥がした
サロントリートメントはシリコンなどを使用して髪をコーティングするタイプがあります。
多かれ少なかれ、髪に被膜が付いている状態。
コーティングされていると髪がツルツルしたり手触りが良く感じます。
トリートメントによっては、このコーティングを剥がして素髪の状態を作りケアをしていくことがあります。
その素髪の状態に戻すことで手触りが一時的に悪くなるケースがあります。
これは傷んでいるのではなく、本来の手触り(髪質)に戻ったということ。
コーティングが一切なくなるので、ごまかしない本来の髪の状態がむき出しになります。
この本来の状態がダメージを受けていれば、コーティングをとると手触りが悪く感じてしまうかもしれません。
ザラつきゴワつく髪に強いコーディングを重ねた
髪に強力なコーティング剤(ヘアエステ・トリートメント)で処置した場合も手触りが悪くなったように感じるケースがあります。
トリートメントであれば、髪が物理的に傷むことは殆どありません。
しかし、元の髪がクセでゴワつきザラつきがある場合、稀にトリートメントでその手触りが強調されてしまう事も。
特に、髪が太く、うねりが強い髪質だとそういった事態になるケースがあります。
髪の手触りは、外側にあるキューティクルの状態できまります。
キューティクルが整っていれば、触った時にツルツルサラサラ心地よい手触りになります。
ダメージでキューティクルが壊れ欠損している髪にトリートメントを施すと、欠損部分が補われ疑似キューティクルの役割になります。
穴が開いていた髪にフタが閉まるので手触りがよくなります。
しかし、強いクセがある場合はまたちょっと仕上がりがかわってきます。
髪が傷んでなくてもクセでキューティクルの向きが不揃いだと手触りはよくありません。
それをダメージだと思ってトリートメントで疑似キューティクルが作られると、クセが強調されたように感じ、手触りが今まで以上に悪くなるケースも。
ゴワゴワの上に、コーティングでさらにゴワゴワ感を重ねてしまうようなイメージですね。
稀なケースですが、可能性の一つとして知っておくといいでしょう。
トリートメントではない薬剤で施術された
サロンによってはトリートメントという謳いだしで、ストレート剤(還元作用のある薬)を使用する美容室もあります。
キレイになると思ってトリートメントのつもりで繰り返し、いつのまにか傷みボロボロに・・・
薬剤が悪いわけではなく、キレイな髪を作るのに”今”は”何が必要なのか”を正しく把握する必要があります。
どんな薬剤でも正しい知識と相互の認識を合わせる事が重要
キレイな髪を作るのに必要な処置と過程をお客様と担当美容師の認識が合っている事が重要です。
- なぜシリコンが今は必要なのか?
- なぜノンシリコンの施術が必要なのか?
- なぜストレート作用が必要なのか?
髪をキレイにする為には必要な事でも、しっかりと伝える事が出来ていなければ、それが通るべき髪の経過でも「調子が悪い」と感じてしまうかもしれません。
ディアーズでは、安心してキレイな髪を作るためにカウンセリングも徹底。
施術中、何をしているかの説明も必ず行います。
トリートメントをしているのに手触りや髪の状態が良くならなければ原因がありますので、説明をしっかりといたします。
ご不安でしたら髪をお預けくださいませ。